新婚旅行で訪れる国や地域は、日本と違って治安の悪いところもあります。
万が一、新婚旅行中に犯罪に巻き込まれそうになってしまったとき、これを持っていればトラブルを防ぐことができるかもしれないという防犯グッズを紹介します。
また、日本人が狙われやすい犯罪についても紹介しますので、ぜひ出発前に防犯対策をしておきましょう。
新婚旅行中に日本人が狙われやすい3つの犯罪トラブル
安全な日本と違い、海外には治安の悪い場所がいくらでもあります。
新婚旅行に人気のハワイなどでも、夜間には銃を使った強盗や殺人などの重犯罪が起こることもあるから要注意です。
外務省の発表する2017 年（平成 29 年）海外邦人援護統計では、世界中で日本人が犯罪被害に遭った件数は1年間で4,531件と多くの日本人が危ない目に遭っていることがわかります。
以下は上記統計の中にある「海外邦人援護件数の事件別内訳」のデータです。
2017年海外邦人援護件数の事件別内訳
そこで、海外で特に日本人が狙われやすい3つの犯罪トラブルについて紹介しますので防犯対策の参考にしてみてください。
各国の治安や犯罪情報などは外務省の海外安全ホームページで知ることができますので、必ず出発前に確認しておきましょう。
スリや置き引き、車上荒らし
日本人を狙った一番多い犯罪です。
スリが最も多く、置き引き、車上狙い、ひったくり、空き巣と続き、スリと置き引きで全体の約7割を占めています。
欧州地域においては、レストランや列車、バスなどの交通機関の車内、ホテルのロビー等での置き引き被害や話しかけられた隙に財布をすられる等のスリ被害が多発しています。
ハワイなどの観光地では、空港、ホテルのロビーやプールサイド、ビーチ、ゴルフ場等で置き引きされたり、ホテルやレストランで食事をしている際（特にビュッフェ形式）、椅子やテーブルの上に置いておいたバッグが置き引きされたりするケースが多発しています。
また、レンタカーの座席等に貴重品や買ったばかりのブランド品などを置いていたところ、窓ガラスを割られ車上狙い被害に遭ったり、トイレの中で隔壁や扉のフックに掛けていたカバンを盗まれたというケースも報告されています。
ひったくりや強盗
路上強奪等の一般的な強盗が最も多く、侵入強盗、羽交い締め・首締め強盗、睡眠薬強盗、車両強盗と続きます。
日本人がターゲットにされた例として、早朝にホテルの近くで空港行きのバスを待っていたところ、けん銃の様なものを突きつけられて金品等を強奪されたケース、ビーチの近く等で、ひったくりに遭い、取り返そうとしたところ、突き飛ばされて転倒して負傷したケースもあります。
女性を狙った性犯罪
女性は特に犯罪のターゲットになりやすいので注意が必要です。
以下は、ハワイで近年実際に起きた女性が狙われた犯罪のケースです。
- 街で知り合った男性に安易について行き暴行された。
- 企業等又は各種学校等での就労・研修中、企業・学校関係者（又はその知人）の男性からセクハラ行為を受けた。また、同関係者等から、プライベートのパーティ等の場で飲酒を強要され、その帰りにアパートに連れ込まれ強姦された。
- 日本人観光客がよく利用する飲食店で、店員からしつこく連絡先を聞かれたり、セクハラまがいの行為を受けた。
新婚旅行に絶対に持って行きたいおすすめの防犯グッズ10選
新婚旅行先では、どんな犯罪に巻き込まれるかわかりません。
もし万が一トラブルに巻き込まれそうになっても、被害を最小限にとどめるために防犯グッズを準備しておくと良いでしょう。
ここでは、そんな防犯グッズのおすすめを10種類まとめて紹介したいと思います。
【スリ・スキミング対策】地球の歩き方 SGセキュリティウエスト
パスポートや予備のクレジットカードなどを分けて収納できて、貴重品を肌身離さず持っていられる機能性に富んだウェストポーチです。
スリ対策として、必ず貴重品はセキュリティポーチに入れておきましょう。
- スキミング防止ポケットつきなので、カード情報や個人情報などを抜き取られることを防ぐ
- 航空券も入る大きさ
【スリ対策】ソロツーリスト プリガード女性用貴重品入れ
かさばりが少ない女性専用の貴重品入れで、ウェストにはゴムが入っているので身体にぴったりフィットして貴重品を肌身離さず持つことができます。
- 貴重品を入れてズボンの下に隠すことができる
- パスポートも収納可能
【ひったくり・スキミング対策】パックセーフ シティセーフ
一見普通のショルダーバッグですが、ひったくりやスキミング対策がほどこされている防犯タイプのショルダーバッグです。
- メインファスナーを付属された専用クリップに固定することでファスナーが開けられにくくなるので安心
- スキミング防止のポケット付きなのでカード情報や個人情報が抜かれる心配がない
【切り裂き・置き引き対策】パックセーフ
ステンレス製のメッシュでバッグやリュックを覆うことで、カッターやナイフなどで切り付けられて中身を盗まれることを防ぎます。
- 用途に合わせて4種類のサイズから選べる
- 利な刃物からバッグの中の貴重品を守る
- 頑丈な施錠もありスリから荷物を守る
【防刃・スリ対策】多機能バックパックBobby
オランダのデザインブランド XD Design が開発し、世界で250,000個以上売れた大人気リュックで、世界が認めた防犯・耐刃・撥水性に優れた多機能リュックです。
- 外から見えない背面の隠しファスナー
- 万が一の切りつけにも安心な耐刃性素材を使用
- 外から見えにくい隠しポケットが全部で16ポケット
【防犯対策】リーベックス PSA-AXP
大音量90dBの防犯ブザーと300Vの電撃ショックが一体化した優れもので、ひったくり犯・暴漢・痴漢の手の甲などの皮膚に押し当てると、300Vの電撃ショックにより思わず手を引っ込め、相手をひるませることができます。
また、同時に紐を引いて大音量の防犯ブザーを鳴らせば、近くにいる人の注目を浴び犯行をあきらめさせることができる護身用電撃ブザーです。
- 300Vの電気ショックと90dBの防犯ブザー
- 貴重品を持ち歩いてるときや若い女性の護身用などに
【置き引き・置き忘れ対策】Tile
Bluetooth LE (Low Energy) を使った忘れ物防止＆失せ物探しタグで、他のTileアプリユーザーの圏内に入れば、クラウド経由で場所を元の持ち主に通知できます。
また、逆にスマートフォンが見つからない場合、Tile側のボタンを2度押しすれば、スマートフォンを鳴らして見つることが可能です（アプリが起動している必要あり）。
アプリはApp store、Android双方でダウンロードが可能です。
- 54mm×54mmで「クレジットカード2枚分」という驚異の薄さ
- Tileのアプリが他ユーザーのTileを発見したときに、そのユーザーに密かに連絡するというクラウドファンディングの機能を応用
【盗難・スーツケースの破壊対策】TSA カードキーロック
TSAロック（ティーエスエーロック）とは、アメリカ合衆国国土安全保障省の運輸保安庁から認定を受けた、旅具等に備えられた施錠機構の総称です。
アメリカ合衆国領土では施錠された荷物について、運輸保安庁係官が錠機構を破壊することを認められており、破壊されたり内容物の盗難があったりしても損害補償は一切されませんが、TSAロック機能が装備された荷物・錠前等は、持ち主が自分の鍵で施錠してあっても、運輸保安庁係官が専用の合鍵を用いて、随意荷物を抜き取り開錠し荷物を検査することが出来ます。
そのため、米国領土（グアム、サイパン等も含む）から出航する航空機への預け入れ時にも、施錠して渡すことが出来ます。
- アメリカ旅行必須のTSAキーを採用
- カードキーなので、暗証番号を忘れる・鍵をなくしてしまうというリスクにも対応
【盗難対策】TSA スーツケースベルト
TSAロックのついたスーツケースベルトです。
運輸保安局(TSA)及び各航空会社にてマスターキーを使用し鍵を解錠された場合、インジケーターの色がグリーンからレッドに変化しますので、空港で荷物の検査をされたことが一目でわかります。
- 安心の日本製
- 空港で荷物の検査をされたことが一目でわかるインジケーター付き
- ネームカード付きなのでこれ1本でスーツケースの目印に
【スマホ盗難対策】ピュアギアスマホケース（iPhone6）
あらゆる角度の落下衝撃からあなたのスマホ（iPhone）を守るピュアギアのスマホケースです。
カラビナ付きなので、リュックやベルトなどに付けてスマホの盗難対策ができます。
- 360度耐衝撃性能
- ー30度から70度までの温度変化にも対応
- カラビナ付きで盗難対策にも
まとめ
新婚旅行を楽しい思い出にするために、治安の悪い場所に近づくことはなるべく避けるようにするのは基本ですが、注意をしていても犯罪やトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
あなたが行く国や地域にはどのような犯罪が多く発生しているのか、必ず出発前に外務省のホームページなどで確認をしておくことが最も大切で、そして防犯対策に役立つグッズなども可能な限り準備していくと良いでしょう。
ここで紹介した防犯グッズは、万が一のときにあなたを守ってくれる「お守り」となってくれますので必ず準備しておきましょう。
