旅行代金は夫婦どちらが出せばいいの?
できれば夫に出してほしいけど、これからの生活も考えるとどうしたらいいのかなあ?
新婚旅行の準備をしていて予算の出し方について、このように困ったことはありませんか?
女性としては男性に出してもらいたい、男性としては自分が全部出したい。
人によって思いは様々ですが、お金の問題は意外とシビアでトラブルのもとにも発展してしまうこともあります。
そこで、新婚旅行の予算の出し方をどうしたらスムーズに夫婦で相談できるのか、4つの考え方をご紹介しますのでご覧ください。
費用を折半するか男性が負担するかしっかりと相談する
ゼクシィ結婚トレンド調査 2017によれば、結婚を決めた男性の平均年収は400~500万円未満が26%と一番多く、女性は300~400万円未満が30.3%と一番多いことがわかります。
一般的な慣習を重んじれば、新郎となる男性が全額を負担するという考えもありますが、働き方の多様化や格差が大きくなってきた現在、新婚旅行を含めた結婚費用を二人で折半するという考えも多く広がってきています。
調査でも87.6%が結婚のために貯金をしていたと回答していますが、その平均額は100~200万円未満が23.1%と最も多く、このようにあまり多くの貯金額がないことからも、新婚旅行の予算決めは夫婦二人で相談することが大切だとわかります。
二人で一緒に貯金をはじめる場合には、まず新婚旅行にはどれくらいの予算が必要かをチェックしておくことが大切です。
折半にするなら共有の口座を作るのもあり
新婚旅行の予算を夫婦二人で「折半」にするのであれば、まずは共有の口座を作ることがおすすめです。
口約束ほどあてにならないものはありません。
計画的に新婚旅行の予算を貯めるには、お互いに取り決めを作り、目標に向かって一緒に進むことが大切です。
- 新婚旅行の予算を貯める専用の二人の共通口座を作る
- 毎月いくらずつ積み立てるか決める
- 積み立てる額が決まったら毎月コツコツ積み立てを続ける
このように具体的に取り決めを作り、夢の実現のために協力していくことで二人の夫婦としての絆も深まるでしょう。
結婚式のご祝儀を使うこともあり
結婚式で受け取るご祝儀の平均総額は227.4万円(関連記事参照)というデータも出ています。
ご祝儀を自分たちで使うことが可能なのであれば、披露宴で利用するものを持ち込みにしたり、撮影などは安い外注サービスを利用したりして、手元に残るお金を減らすことでも努力はできます。
まずは、ご祝儀を自分たちで使うことができるかどうかを、双方の両親を交えて相談して確認することから始めましょう。
予算を自分たちで貯めるなら新婚旅行はすぐに行かないという選択肢もあり
先ほどのゼクシィ結婚トレンド調査 2017の調査の中で、新婚旅行に行った時期についてのデータも紹介されており、その中では結婚式の翌日に新婚旅行に出発するカップルは13.4%で4位となっていました。
1位:結婚式後1ヶ月~3ヶ月未満(24.7%)
2位:結婚式の翌々日~1ヶ月未満(21.8%)
3位:結婚式後3ヶ月~半年未満(15.4%)
4位:結婚式の翌日(13.4%)
5位:結婚式の前(8.8%)
6位:結婚式から半年以上後(7.7%)
7位:結婚式を兼ねて(6.6%)
8位:結婚式の当日(1.4%)
9位:無回答(0.2%)
このことからも、新婚旅行には結婚式の翌日に行くことにとらわれなくても良いことがわかります。
自分たちで新婚旅行の予算を作る・貯めると考えているなら、無理をして安い予算で行ける行き先を決めるよりも、しっかりと予算を貯めて希望する行き先を選ぶことで、新婚旅行を楽しい思い出にグレードアップさせることもできるようになります。
また、もし予算がなかなか貯まらないときには、予算がないなりの工夫をして新婚旅行を楽しむこともできます。
宿泊するホテルのグレードを下げたり、食事を手軽にすませるなど、楽しみながら現地の雰囲気を満喫するようなプランにすれば、無理に節約をしなくとも、予算をかけずに二人だけの特別な時間を過ごすこともできます。
まとめ
新婚旅行の予算は「夫がすべて出す」「夫婦で折半」どちらでも構いませんが、大切なことはお互いに意見を出し合い相談することです。
もし今現在で予算が足りないとしても、夫婦共有の口座を作って積み立てをしたり、結婚式のご祝儀を使ったり、旅行の時期をずらしたりと方法はあります。
お金を貯めるには地道にコツコツと積み立てることが必要ですが、決して無理をすることはありません。
新婚旅行が一生に一度の楽しい思い出にするために、予算をどうやって貯めるかをしっかりと二人で話し合いましょう。