せっかくの新婚旅行だし美味しいお酒をいっぱい飲みたいなあ。
私たちが行く国は飲酒や喫煙のルールが日本と少し違うらしいから気をつけないといけないよ。
日本では未成年者飲酒禁止法・未成年者喫煙禁止法により、飲酒やたばこは20歳を超えてからというルールがあり、これを黙認した保護者には千円以上1万円未満の科料などの罰則があります。
しかし、外国の場合、日本と違って年齢や場所などの規制もあり、日本と同じように考えて飲酒や喫煙をしていたら警察に逮捕されてしまうこともあります。
そこで、ハワイやヨーロッパ、オーストラリアなどの例をもとに、日本と違う飲酒・喫煙のルールについて紹介し、トラブルに巻き込まれないようにするポイントなどについても解説したいと思います。
国によって飲酒・喫煙のルールが違う
ハワイ・ヨーロッパ・オーストラリアは、ゼクシィ結婚トレンド調査 2017でも人気の上位に入る新婚旅行の行き先です。
それぞれ飲酒や喫煙のルールには独特な違いがありますので、例としてご紹介したいと思います。
ハワイの飲酒と喫煙のルール
- 飲酒は21歳以上
- 喫煙も21歳以上
ハワイでの飲酒や喫煙に対するルールは厳しく、日本より1歳上の21歳以上がルールとなっています。
ハワイでの厳しい飲酒のルール
お酒をスーパーやコンビニで購入するとき、レストランやクラブなどで注文したときなどは、生年月日と写真のある身分証明書の提示を求められることがありますので、新婚旅行ではワイを訪れるカップルはパスポートが証明書の代わりになりますので、常に携帯していることをおすすめします。
また、飲酒は21歳以上であっても、ビーチや公園など公共の場での飲酒も禁止されていますので、屋外でバーベキューをする際には注意が必要です。
そして、お酒のビンやカンを袋などに入れずに屋外で持ち歩くことも禁止されていますので、コンビニやスーパーなどでお酒を購入したら、必ず袋に入れて持ち歩くようにしましょう。
もし法律に違反したら、1,000ドル以下の罰金もしくは1年以下の懲役になりますので覚えておきましょう。
ハワイでの厳しい喫煙のルール
ハワイでは、州内のレストラン、ホテルの共有スペースや空港、ショッピングセンターなどの公共施設、公共公園やビーチ、バス停でのタバコや電子タバコの喫煙は喫煙スペース以外は禁止とされています。
ただし、建物から約6m以上離れた屋根や壁に囲まれない屋外、公共施設の喫煙エリアや共有スペースの喫煙ルーム、そして個人の住居での喫煙は可能ですので、愛煙家は必ず決められたスペースで喫煙するようにしましょう。
法律に違反した場合、最大で50ドルの罰金刑となりますので注意しましょう。
ヨーロッパの飲酒と喫煙のルール
- 飲酒は16歳や18歳以上が多い
- 喫煙も16歳や18歳以上が多い
ヨーロッパ諸国では、日本に比べて飲酒が許される年齢が低いことが一般的で、低いところでは16歳以上が飲酒できるとこともあるほどです。
ただし、ヨーロッパの多くの国では飲酒できる年齢(MDA)とお酒を購入できる年齢(MPA)が異なるところもありますので覚えておきましょう。
どちらかというと、ヨーロッパの場合は飲酒よりも喫煙に厳しいイメージがあります。
オランダやアイルランドなど特に喫煙に厳しい国では、喫煙エリア以外で喫煙をした場合(気づかずに吸った場合も含めて)最高で40万円の罰金刑となることもありますので注意が必要です。
オーストラリアの飲酒と喫煙のルール
- 飲酒は18歳以上
- 喫煙も18歳以上
オーストラリアでは飲酒も喫煙も18歳以上と決められていますが、飲酒や喫煙ができる場所については厳しい制限を設けています。
オーストラリアでの飲酒の厳しいルール
オーストラリアでの飲酒は18歳以上が認められていて一見「緩く」感じるかもしれませんが、油断していると痛い目に遭います。
実はオーストラリアでは、公共の場での飲酒は認められていません。
真夏のビーチや公園などで、サングラスをしながらビール片手にバーベキューをしたらすぐに警察に捕まってしまいます(罰金刑)ので注意が必要です。
また、日本とは違いコンビニやスーパーなどではアルコールの販売をしていません。
アルコールは酒屋さんでしか購入することができず、入店するにも身分証明をするためのIDやパスポートが必要になります。
オーストラリアでの喫煙の厳しいルール
オーストラリアでは室内は基本的に全面禁煙です。
日本では喫煙することができるレストランやパブでも喫煙はできませんので、屋外でのみ喫煙することになります。
オーストラリアには路上にタバコの吸い殻を捨てるゴミ箱が設置されているところも多く、愛煙家の方に優しい国でもありますが、もし禁煙場所で喫煙した場合、罰金(約100豪ドル)が科せられる場合もありますので気をつけましょう。
飲酒や喫煙が認められていても羽目を外しすぎないことが大切
新婚旅行の行き先で飲酒や喫煙が自分の年齢で認められていたとしても、幸せいっぱいの時間を過ごしていても、羽目を外しすぎてしまうとトラブルに巻き込まれてしまうこともありますので注意が必要です。
酔っぱらってトラブルや犯罪に巻き込まれる可能性がある
お酒を飲み過ぎてしまうと、気持ちが良くなって記憶がなくなってしまうこともありますし、理性が働かなくなることもあることから、ケンカなどのトラブルを引き起こしてしまうことがあります。
ケンカが原因で公共のものやお店のものを壊してしまったり、誰かにケガを負わしてしまったりすると、警察に逮捕されてしまうことにも繋がりかねません。
また、酔っぱらって治安の悪い地区やお店に間違えて入り込んでしまって、犯罪に巻き込まれてしまうこともありますので注意が必要です。
忘れ物や置き引きの可能性もある
酔っぱらって荷物を忘れてしまっても日本では戻ってくるかもしれませんが、海外ではほぼ100%戻ってくることはありません。
忘れ物に注意していても、ちょっと荷物から目を離したすきに置き引きの被害に遭ってしまう可能性もあります。
楽しいからと羽目を外しすぎて、いらぬトラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。
トラブルや犯罪に巻き込まれないようにするためには、準備の段階で「どこに行くか」「何をするか」「いつ行くか」を二人でしっかりと相談して、できるだけそのスケジュール通りに行動することが大切です。
お互いに行きたい場所、やりたいことがあると思いますから、現地でケンカにならないようにしっかりと出発前に相談しておきましょう。
まとめ
国によって飲酒や喫煙のルールは違います。
知らずにルールを破ってしまうと、重い罰則を科されることもありますので、必ず事前に新婚旅行の行き先の国の飲酒や喫煙のルールは確認しておきましょう。
また、ルールを守っていても、羽目を外しすぎてトラブルや犯罪に巻き込まれないように気をつけることも大切です。