え?持って行ったらいけないものなんてあるの?
飛行機の中への持ち込みや国によっては持って行ってはいけないものもあるのよ!
新婚旅行に持っていきたいもの、必要なもの、あったら便利なもの、しっかりと準備をすればするほどたくさん出てきます。
実際、盗難されたときのための予備のバッグや防犯グッズなどは、絶対に準備しておくべきものです。
しかし、反対に持って行ってはいけないものもありますので、絶対に事前に確認しておくことが必要です。
そこで、
- 飛行機内に持ち込んではいけないもの
- 国によって持ち込み禁止のものが決まっている
について紹介しますので、これから持ち物を準備しようとしている方はぜひご覧ください。
飛行機内に持ち込んではいけないもの
飛行機内に持ち込んではいけないものは、各航空会社ごとに決められていますが、一般的にはほとんどの会社で共通しているものばかりです。
ここでは、JALのホームページを参考に見てみたいと思います。
刃物や凶器となりうるもの
ガス・燃料・スプレー缶、液体物、危険物など
重量制限をオーバーする荷物
重量制限をオーバーしている荷物には「超過手荷物料金」がかかる場合があります。
JALの場合、料金は行き先ごとに異なりますので注意が必要です。
例えば、アジア・グアム・オセアニアの超過手荷物料金の場合
→個数超過1個あたり:10,000円(100USD/100CAD)
→重量超過1個あたり
23㎏超~32㎏以下:6,000円(60USD/60CAD)
32㎏超~45㎏以下:30,000円(300USD/300CAD)
→サイズ超過1個あたり:203cm超:10,000円(100USD/100CAD)
その他の地域への超過手荷物料金は、JALホームページでご確認いただけます。
機内への持ち込みはバッグ1つ10kg(22ポンド)まで
3辺の和 | サイズ | 合計重量 |
---|---|---|
115cm(45インチ)以内 | W55cm×H40cm×D25cm (W22インチ×H16インチ×D10インチ)以内 |
10kg(22ポンド)以内 |
重さのほかにも、3辺の長さの和が115cm以内と決められています。
預けられる手荷物はバッグ2つ、1つあたり23kgまで
利用クラス | 一般のお客さま |
---|---|
ファーストクラス |
個数:3個 |
ビジネスクラス | |
プレミアムエコノミークラス |
個数:2個 |
エコノミークラス |
ベビーカー、ゆりかご、チャイルドシートは無料で預けられるので覚えておくと良いでしょう。
国によって持ち込み禁止のものが決まっている
飛行機に持ち込むことができるものでも、国によっては国内に持ち込むことができないものがあります。
「これくらい大丈夫だろう」と持ち込んだものが原因で、入国の際に多額の罰金を支払うことになるトラブルにも発展することがありますので注意が必要です。
アルコール持ち込み禁止のイスラム諸国
サウジアラビア、カタール、イラン、クウェート、パキスタン、モルディブなどのイスラム圏ではアルコールの持ち込みは厳禁です。
アラブ首長国連邦の場合は、ラマダン(断食中)に限り持ち込みが禁じられています。
また、アルコール以外にもイスラム圏では持ち込みが厳しく規制されているものがあり、豚肉、豚肉の加工品、女性の水着などの雑誌、DVDなども厳しく規制されていますので、持ち込むだけでなく所持もしないように気をつけましょう。
過去には、アラブ首長国連邦のドバイで飲酒をした日本人女性が罰金6万円と国外退去を命じられたこともありました(一緒に飲酒をした男性は国外退去のみ)ので、特に女性は注意が必要です。
タバコに厳しい東南アジア
実は東南アジアはタバコに厳しいということを知っていますか?
例えば、
【タイ】
葉巻タバコ200本までは免税だが、それ以上は持ち込むと罰金を支払った上に没収
【ブータン】
「禁煙国家」の国ということからか、タバコを持ち込むと関税と物品税が100%かかる
※国内での販売なし
【シンガポール】
全てのタバコが課税の対象で、きちんと申告して関税を納める必要あり
※関税未払いで入国した場合は多額の罰金刑
新婚旅行中でもタバコが吸いたいという方は、必ず旅行先の国のタバコ事情を確認しておきましょう。
食品の持ち込みがNGの国も多い
お酒やタバコの持ち込みに気をつける人は多くいますが、意外と食品の持ち込みにまで気をつかっていない人も少なくありません。
国によっては、日本では全然問題ないと思われるようなものでも、間違って持ち込んでしまうと罰せられてしまうものもありますので注意が必要です。
例えば、
【シンガポール】
シンガポールでは「チューイングガム」の持ち込みを禁止しています。
これは、国を挙げて街をクリーンにする運動に取り組んでいるためで、日本で普段バッグにガムを入れて持ち歩いている人は、同じ感覚でシンガポールに来てしまうと高い罰金を支払うことになりますので注意しましょう。
ゴミのポイ捨て:約8万円
【アメリカ】
肉類(牛、豚、鶏)や肉のエキスを含んでいる全ての食品の持ち込みが禁止です。
カップラーメン(肉エキスが入っていることが多いため)なども持っていけないものに入るので注意が必要です。
【ニュージーランド】
ニュージーランドは食品検査はとても厳しい国の1つで、農産物の病害虫や家畜の病気の発生が極めて少ないため、海外からの動物・植物(食料品も含めて)の検疫を行っています。
事前に申告してても、それが禁止品の中に含まれていた場合は没収されることはもちろん、持ち込み可能な食品であっても申告漏れの場合は、その場で罰金を払わなければなりません。
※さらに食品の種類や量、また職員に対する振る舞いによっては、更なる罰金や起訴、そして入国拒否に発展するケースも
【オーストラリア】
オーストラリアは、伝染病や農牧畜産品の害虫侵入を防ぐために、肉類、動植物類、乳製品、果物の持ち込みにはとても厳しく、もし噓の申請をした場合は罰金が科せられます。
チョコレートなどの菓子類は、申告して検疫を通過しなければ持ち込むことは出来ませんし、果物や野菜の図柄が入った段ボール箱などは、中をすべて点検された上に、箱は没収されるという徹底ぶりで、州によっては、種子、果物、肉類の持ち込み禁止もあります。
まとめ
海外に新婚旅行に行く場合、飛行機内へ持ち込みできないものや、国内へ持ち込みできない食べ物などを事前に調べておかないと、入国の際の税関でトラブルになり、最悪の場合には罰金や起訴となる可能性もあります。
「これくらい大丈夫だろう」「後でいえば許してくれるだろう」なんて思っていると、楽しい新婚旅行が一瞬にしてすべてのスケジュールがダメになる可能性もあります。
一生に一度の新婚旅行を楽しい思い出にするために、必ず持って行ってはいけないものを確認しておきましょう。